英里果の映画を好きに語る!

井田英里果です!映画好きで一人でも友達とでも映画行くのも好きですが、やっぱり観た後は語りたい!新作は観た後に口で語りつくすので、ここには過去観た映画の感想・レビューを書いていきます!あー、わかる!とかそういうこと思うんだなど、映画好きの方がみて楽しいブログにしたいなと思います♪

【映画感想・ネタバレあり】きっと、うまくいく【3 IDIOITS】:どんな人生を選択する??大事なことに気付かせてくれる作品

勝手なスコア【5/5】

★面白かった
★また観たい
★友人にお勧めしたい
★購入したい
★思い出すシーンや言葉が沢山ある

映画のジャンルと種類

この映画を観るまでは、インド映画って...??とあまりイメージがなかったのですが、これを観てハマりました~!

上手く言えないのですが、なんか映画としては必要な要素が全て上手くはまってる感じです。観ていて飽きないし、何度も観たくなります!

 

主人公ランチョーが投げかける疑問・質問が観ている人の胸に刺ささるのではないでしょうか。自分の人生って何が幸せなの?なんのために学ぶの?何を選択するの?と問いかける作品で、更にランチョーの人を想う気持ちや、親友達との熱い友情が涙を誘います。

 

感動もありユーモアもあって面白い中で、教育問題や若者の自殺率の高さの問題なども取り上げています。3時間という結構長い時間ですが、インド映画特有の途中で踊りだす演出もあり、テンポがよくって時間があっという間に感じるくらいです。

 

なんと、2010年インドアカデミー賞では作品賞をはじめ史上最多の16部門を受賞したとか!スティーブン・スピルバーグは「3回も観るほど大好きだ」と絶賛し、ブラッド・ピットも「心震えた」とコメントし、各国でリメイクも決定しているみたいです。

 

観終わった後には、スカッとするでしょう(終わりも上手い!!)!

Aal Izz Well”(アール・イーズ・ウェル、“all is well”)

 

あらすじ

物語は、現在と10年前を行き来します。

天才で陽気な自由人ランチョー(アーミル・カーン)と動物好きで写真家になりたいファルハーン(マドハヴァン)と極貧家庭育ちで恐怖心から祈ることを辞めないラージュー(シャルマン・ジョシ)はインドの名門工科大学で10年前に出会いました。

 

ランチョーは上級生や先生達や学校での規則にも物怖じせず、自分が疑問に思ったことや意義があればまっすぐに物怖じせずに物申します。

そんな彼を同室となった、ファルハーンとラージューは親友になります。

 

規則が第一、優秀な生徒を作り競争社会に勝ち良い会社に就職するのが目的となっている大学で、自由人ランチョーと親友達は様々な問題を起こしつつ、友情を深めていきます。

 

そして10年後の現在では卒業後に連絡が取れなくなってしまったランチョーを見つけたと同窓のチャトルから親友の2人に連絡が入ります。

果たして彼らはランチョーに会えるのか...ランチョーは今一体どうなっているのか...!?

 

予告

www.youtube.com

感想(ネタバレあり)

全体の感想

ランチョーの陽気で破天荒なところが観ていてとっても気持ちの良い映画でした。

学問ではなく、競争社会の中で試験の点の取り方を教えて優秀な成績をとって良い会社に勤めるのを良しとする、社会に対して疑問を投げかける作品でした。

 

退学勧告を苦に自殺をしてしまったジョイを見つけて駆け寄るシーンや、ラージューやファルハーンがそれまでは周りから言われたた通りに選択していた人生から自分の人生を選び出すシーンでは、ちょっと泣いてしまいました...。

 

個人的には、ラージューのお父さんを運ぶ辺りがいいシーンなのになんか笑えるという(笑)。その後の歌でもちょいと出てきますしね。

 

何よりも3人の友情が熱いんですよね。

ランチョーはいつも自分にとっての信念に沿って生きているんだなと感じました。

ラージューが怪我をして入院した際に、何とか意識を回復させようとあの手この手を使ってラージューに呼びかける姿に感動...最後はファルハーンを犠牲にしていましたが(笑)。

 

ファルハーンが自分は親から決められたエンジニアではなく夢を追って動物の写真家になると決めて両親と話したり、ラージューが就職できないと知って飛び降りて骨折をして気付いてからの面接での面接官とのやり取りする際の表情がとても清々しく、観ていてこっちも気持ちよかったです!!

 

最後は学長もランチョーに大事なことを気付かされてましたね。

今は素敵な大学になっているんじゃないでしょうか。

 

そして何よりいい味出してたチャトル(サイレンサー)(笑)

ランチョーと正反対の彼がいなければ、ある意味この映画は成り立たなかったでしょう!彼をみていると、学校の成績や常に自分と人とを比べて勝者か敗者かと決めつけているさまは、ランチョーにとっては不思議でしょうがないんでしょうね。

しかし最後まで彼はいい味出してました(笑)!

 

ランチョー(アーミル・カーン

ボリウッド映画の大スター、アーミル・カーンはこの時なんと44歳!!!!映画の中では全くそんなことを感じさせない位の、学生の姿!

みていて全く違和感なかったです。むしろ本当に20代の学生に見えました。

 

撮影の際は若く見えるために水を毎日4L飲んでたとか...!

 

彼の出る映画は他にも沢山ありますが、どれも観ていて面白く彼がでる作品は絶対に面白いんだろうなぁと思わされる役者さんです。

 

余談

この映画の最後でランチョーが研究者として学校の先生もしている場所ですが、インドにこんな場所があったんだ!!と思える位、めちゃくちゃ綺麗な場所でした。

 

調べたらパンゴンツォと呼ばれる場所で、チベット仏教信仰が息づくインドの北部に位置するラダックという地域だそうです。

 

インド一の星空といわれる湖...ランチョー導師はいるのでしょうか!?

いつか行ってみたいですね!